第121章

通知が届くや否や、城館の使用人頭たちへ連絡が回った。彼らは慌てて城壁へ駆け上がり、ちょうど飛行魔獣の群れが次々と城壁の上へ降り立つところを目撃する。

城壁の上は幅広く造られている。でなければ、あの巨体が並んで立つ余地などなかっただろう。とはいえ、それでも足りない。魔獣たちはずしりと場所を占領し、元から詰めていた衛兵たちを端へ端へと押しやっていった。

使用人頭たちが真っ先に見つけたのは、ひときわ装いの異なるアリシアだった。次いで、その隣にようやくエイモスの姿を見つける。

城館執事を先頭にした一団は、魔獣への恐怖を押し殺し、足を震わせながらも迎えに出た。

「エイモス様、アリシア様――お帰...

ログインして続きを読む